寒くなってくると、さつまいもが美味しい時期になりますね!
王道の「鳴門金時(なるときんとき)」や、
最近人気の蜜いも「安納芋(あんのういも)」など、
さつまいもの中でもたくさん種類があります。
さつまいもの収穫シーズンには、
子供と芋ほりに行ったり、知り合いに農家の人がいれば、
さつまいもを大量にいただくことがあります。
「こんなにたくさん食べきれない~!どうやって保存するの?」
という場合の、さつまいもの保存方法や保存場所を教えます!
さつまいもは低温障害をおこすから保存方法は常温がベスト!
さつまいもをはじめ、果物や野菜を買ったら、全部冷蔵庫に入れていた!
という人も多いのでは?
私もそうでした!
さつまいもを切ったら、中が黒く変色したりしていたのは、
「水分がついたまま冷蔵庫に入れていたから」なんです。
実は、さつまいも、なす、バナナ、アボカドなど、
寒さに弱く、「低温障害」を起こしてしまう野菜や果物も多いのです。
さつまいもが低温障害を起こすと、
黒や褐色の斑点が出たり、変色したり、水っぽくなってしまったり、
貴重な栄養である、ビタミンCも減少してしまうのです。
せっかく美味しいさつまいもをたくさんいただいたのに、
全部そのまま冷蔵庫に放り込んでは、
すぐに痛みが広がってしまいます!
さつまいもには、適切な保存をしてあげましょう。
大量のさつまいもの保存の仕方はこちらです。
- 土つきか、そうでないか確認する
土つきがベストです!ですが土付きでも、
水分がついたままでは、長期保存ができません。
新聞紙の上などで土がポロポロ落ちるくらい乾燥させて下さい。
土がついていない洗われた状態のものも、
乾いているか確認してください。
この時、掘り起こした時の傷が入っているサツマイモは、
保存せずに最初に食べた方が良いので、
長期保存したいサツマイモと一緒にしないでくださいね。
- ケースに入れて収納庫へ
発泡スチロールと、もみ殻(又はおがくず)があれば、
その中にさつまいもを入れておくのが良いのですが、
もみ殻は普通の家庭ではなかなかありませんよね。
段ボールと新聞紙で保存しましょう。
さつまいもをできるだけ温かくしてあげたいので、
一本ずつ新聞紙でくるみ、段ボールに入れます。
入れ終わったら、隙間に丸めた新聞紙を詰めたり、
毛布やバスタオルでくるんだりして、フタをしめます。
密閉容器や、ビニール袋に入れてしまうと、
中に二酸化炭素が増えて、酸素がなくなってしまい、
痛む原因になりますので、使わないようにしましょう。
収納する場所は、床下収納や廊下、部屋の収納庫ですが、
温度が大切なんです。
10℃~15℃くらいの場所が適切で、
5℃くらいだと日持ちもしないし、
20℃近くになると芽が出てきてしまいます。
家の中で適切な温度がキープできる場所を探してみて
下さいね。
この方法で、うまくいけば3か月くらい保存できますよ。
しかも、さつまいもは寝かせると、「酵素」の働きで、
「でんぷん」が「糖」に変わるので、
甘くて美味しくなるのです。
スーパーで売られているものは、もう「寝かしてある」状態なので、
すぐに美味しく食べることができますが、
畑で掘ったサツマイモは、少し寝かせた方が美味しいのです。
切ったさつまいもの保存方法!冷凍で1ヶ月は保存できる!
さつまいもは傷があったり、一度切ってしまうと、そのままでの
長期保存はできません。
すぐに食べるか、冷凍しておきましょう。
冷凍したさつまいもは1か月くらい保存をすることができますよ。
生のさつまいもを水にさらし、水気を切って(拭いて)冷凍か、
加熱してから保存袋に入れて冷凍します。
形を変えれば、さらに便利にさつまいもを料理に使うことができます。
- マッシュして平らにして冷凍→離乳食、サラダに
- 半月切りで冷凍→炒め物、煮物に
- 一口大で冷凍→大学芋に
- 千切りで冷凍→きんぴらに
- 輪切りで冷凍→天ぷらに
冷凍する時は必ず水気を切って、空気を抜いて下さいね。
使う時は、自然解凍をしてしまうとうまくいきませんので、
- スープにそのまま入れる
- 凍ったまま揚げる
など、そのまま料理に使いましょう。
でも私が一番美味しいと思うさつまいもの食べ方は、
「焼き芋」ですね!
時間を惜しまず、
オーブントースターでひっくり返しながら45分くらい焼いています。
「これ一番サツマイモが甘くなるんじゃない!?」
っていうくらい甘くなって、家族みんな大好きです!
まとめ
さつまいもが大好きでも、毎日食べられるわけではありませんよね。
たくさんあると、「早く食べなきゃ~!ダメにしてしまう!」
と、焦ってしまいますが、
きちんと保存することによって、長く楽しめます。
さつまいもは、色んな料理に使えますし、栄養も豊富です。
特に、寒くなる時期、
サツマイモに含まれる熱に強い「ビタミンC」は、
風邪予防にも効果的。
たくさんさつまいもをいただいた時は、
ぜひこの保存方法をお試しください!